


私的、ドラマ「愛なんていらねぇよ、夏」はこんな人におすすめ
本作品はヒューマンラブストーリーです。
2002年7月~9月まで放送された全10話のTBS系連続ドラマで、あの「ケイゾク」や「スペック」シリーズを手掛けた堤幸彦監督が演出を務めています。
お金だけを信じて生きてきた歌舞伎町の風雲児と呼ばれるホスト役を主演・渡部篤郎さんが演じ、父親から愛情を与えられずに育てられたがために誰のことも信じない、孤独で盲目な大富豪の娘役を広末涼子さんが演じています。
「孤独」「嘘」「お金」「真実の愛」などがキーワードになっており、「愛なんていらない」という人を信じることを拒否した2人が嘘から始まった出会いの中で次第に惹かれ合い、お互いの凍てついた心を溶かしていく物語です。
渡部篤郎好きなんよねぇ〜
初めてみたのはケイゾクからで
ストーカーを見て
愛なんていらねぇよ、夏
これでもう最高にかっこいいいいってなって
恋文を見て・・・
永遠の子を見て・・・ぼちぼちまとめていっきにルパンの娘を見ようと思ってる。 pic.twitter.com/hFLgSIzzkw
— LV33_ケンショウ (@K_E_N_S_H_O) December 17, 2020
「今の自分、ちょっと愛なんて信じられない・・・」
「闇から光へ、男はみんなヒュンケルみたいな生き方に憧れるんだ・・・」
「かっこいい足掻き方を教えてください」
という感で少し孤独感を感じていたり、ちょいワルかっこいい生き方を見つけたい人におすすめ。
主演の渡部篤郎さんだけでなく、脇を固める藤原竜也さんのカッコ良さも堪能できる作品です。
ドラマ「愛なんていらねぇよ、夏」の作品情報
放送時期 | 2002年7月12日~9月13日 |
放送回数 | 全10話 |
放送枠 | TBS 金曜ドラマ |
プロデュース | 植田博樹 |
脚本 | 龍居由佳里 |
演出 | 堤幸彦、今井夏木、松原浩 |
主題歌 | 池田綾子「Life」 |
白鳥レイジ役 | 渡部篤郎 |
鷹園亜子役 | 広末涼子 |
芥川奈留役 | 藤原竜也 |
中田咲子役 | 坂口良子 |
私的、ドラマ「愛なんていらねぇよ、夏」のあらすじを紹介
歌舞伎町の風雲児と呼ばれ、いくつものホストクラブを経営する超人気ホストの白鳥レイジは、ある日太客が起こした横領事件に巻き込まれ逮捕されてしまう。
出所したレイジはすべてを失い、残されていたのは7億3千万円の借金と弟分で自分を慕うナンバー1ホストの奈留だけ。
借金回収人であるタクローらに付きまとわれながら、レイジはどうやって借金を返済していくか悩んでいたが、ある日、人違いによって多額の遺産が手に入るチャンスが舞い込む。
盲目の令嬢・亜子に偽りの兄を演じ、殺して遺産を絡め取ろうとするレイジだったが、亜子もまた誰にも心を開くことがない孤独な女性だった。
境遇が違えど自分と同じく誰も信じることのない孤独な亜子に対し、レイジは遺産を奪うという当初の目的を達成しようとしながらも、徐々に人間らしい心が芽生えていく。
私的、ドラマ「愛なんていらねぇよ、夏」のみどころ
とにかく本当に渡部篤郎さんがカッコいいです。
ニヒルなダークヒーロー役が似合っていて、わたし的には表情・声・仕草ともに完璧でした。
この頃の渡部さんが私的にはピークと思っているのですが、皆さんはどうでしょうか。
また藤原竜也さんも名演技で、人懐っこさと危うさを併せ持った奈留という役を見事に演じていました。
渡部さんが神なら、藤原さんはダークエンジェル?みたいな感じでしょうか。
(美しい広末涼子さんはペルセポネかな?)
自分とお金しか信じなかった人間が、自分と同じような孤独な人間から必要とされることで少しずつ揺れ動いていく心情は、回を増すごとに視聴者の心にも響いてきます。
しかし、ダークサイドのレイジを崇拝する奈留はそれが許せないとする心情も見ものです。
当時私はリアルタイムで見ていましたが、これほど面白いドラマが平均視聴率7.8%の低視聴率ドラマだったということに、いまだに信じられません。
こんな緻密な人間模様を描く龍居さんは、本当に素晴らしい脚本家です。
龍居さんはのちに「映画 ストロベリーナイト」や「映画 四月は君の嘘」の脚本もされているんですよね。
そして、堤幸彦監督の代表作の一つともいえる「SPEC~警視庁公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」シリーズは、この「愛なんていらねぇよ、夏」の低視聴率があったからこそ生み出されました。
のちに両作品の堤監督とプロデューサーである植田Pはこのような話をしています。
「ある作品が視聴率的に敗北した時、2人で温泉に行って反省会をした。露天風呂に浸かりながら、よし『ケイゾク』をもう一度やろう、もうこの企画しか通らないだろう、ていう話になった。」
結局主演の2人には断られてしまったみたいですが、この「ケイゾク2」があの「SPEC」シリーズとなり、
そして「ある作品」というのがこの「愛なんていらねぇよ、夏」なのです。
渡部篤郎さんバージョンの「SPEC」も、ちょっと見てみたかった気が・・・。
ちなみにこの作品は韓国で映画、ドラマでリメイクされています。
映画は「愛なんていらない」、ドラマは「その冬、風が吹く」という作品です。
国内の視聴率は振るわなかったのに、韓国では映画、ドラマとリメイクされる理由ってなんだろ?
Twitterの批評・感想(ネタバレなし)
『愛なんていらねぇよ、夏』
薦められて観たが、
素晴らしいドラマでした。
渡部篤郎さんの喋り方のマネしてしまう。— Route 20 Radio (@Route20_radio) January 25, 2021

当時私の周りでは密かに流行りました。
USJ行ったことないけど、楽しそう🥺
愛なんていらねぇよ、夏ってドラマがすきで、夏になると最後に夏ってつけたくなる病気を患ってます🤗— わか 毎週水・日の昼エコールいるよ (@Sna_wa_kaM) August 4, 2020

さいごに
『愛なんていらねぇよ、夏』の低視聴率によって『SPEC』が誕生したので結果オーライではありましたが、私にとっては、「低視聴率なんて関係ねぇよ」と言いたいほど名作ドラマでした。
特に若かりし頃の渡部篤郎さんや藤原竜也さんが観たい方は、一押のドラマです。
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